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    生存

    • 2014.02.09 Sunday
    • 20:45


    理解しあえないことなんてないと思っていました。
    ぼくは基本的に人が好きです。
    初対面はまず、10から始まります。
    何かあってもプラスマイナス0よりも、その人に対する意識が低くなることがまずありません。
    だって、その人は、誰かにとっての大切なひとであるに違いないからです。
    ならば、わたしが知らない面を見ずに、その人の存在をマイナスと評するのは良くないと思うのです。
    だから、ぼくは世界中に本当にマイナスでしかない人とは、ほんの一握りだと思っています。
    ぼくは、理解して欲しいことがあります。
    ただ、それはとても主観的なことで、専門家でも、わかったりわからなかったりすることです。
    とにかく判じにくいのです。
    だから、わたしは好きな人にそれを伝えて、説明して、理解してもらおうとしました。
    でも、ぼくのすきなひとは、理解したくないと言いました。
    わたしは人のことが好きなので、人のことを理解しようとする姿勢は、当然の姿だと思い込んでしまっていました。
    ぼくの主観的なこの姿勢は、他人にとっては、ちんぷんかんな事なのだということも理解していたつもりでしたが、ただの、つもり、でした。
    ただ、理解しあえない世界は、とても淋しくて、理解しようとしない人は、理解されない人と同じくらいとても淋しいように思いました。
    でも、理解したくない人間にとって、相手を理解することはなにも有意義ではないのだということも、わたしは忘れてしまっていました。
    ぼくのすきなひとたちが、わたしのことをすきだとはかぎらないということは、痛いほどわかっていたつもりだったのに。



    それでも、ぼくは、世界も人も、愛おしくて、理解したくて、でも絶対的な理解は不可能で、所詮主観の世界で生きていて、それが悲しくて、
    ひどく淋しいのです。







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